前回のブログでも少し書いたのですがアンビーのオリジナルトリートメントにジマレイン酸での工程を追加しました。
使う成分を変えたり、組み込んだりするのではなく工程として加えるのは
ポリイオンコンプレックス工程を加えた以来なので4年ぶりくらいです。
今まで使っている成分を一部リニューアルとかは毎年するのですが
工程そのものを加えるのは結構慎重なんです。
コストや手間が上がれば料金もあげなくてはいけなくなってしまう。
アンビーの考えとしてはトリートメントは美容室でのケアとして普通になって欲しいので
あまり料金をあげたくないんです。
ということで今回も料金アップなし!
それなりに高価な成分なのでコスト的には厳しいけど、、、ぐっとこらえて料金据え置きです!!
アンビーの売りであるトリートメントに採用されるってことはそれなりに効果が高いって事だと
思っていただいていいと思います。
じゃジマレイン酸てなんなん?て話。
僕が初めて存在を知ったのは海外でのブリーチの添加剤の主成分だった。
ブリーチやハイトーンしても痛まないよー!的な商品でした。
僕は疑り深いので売り文句をそのまま信じることはないですし、化学的根拠がない薬剤も信用しません。
なにより当時は日本未発売だったので手に入りませんでしたし。
その後、類似品が日本でもバンバン出てきたんですね。
酸を使ったトリートメントと言われる分野で海外での仕様に習って
主にカラーの添加剤として発売されました。
例としてファイバープレックス、オラプレックス、スマートボンドとかですね。
これらの主成分がジマレイン酸です。
アンビーではカラー処理剤として(ラネス-40マレイン酸Na/スチレンスルホン酸)コポリマー、いわゆるミルスタイルを使っていたのでジマレイン酸商品を使ってもびっくりするほどの効果を
感じませんでした。
その後、ジマレイン酸の特性とミルスタイルとの作用違いとか理解して
使ってみると。。あれ?すげえいいかも(笑)
ジマレイン酸をカラーの添加剤って思ってると
そもそもアンビーみたいにダメージの少ないカラーとか香草カラーとか
ダメージに気を使ってるだとさほど感動しませんでした、他にも質感上げる処理剤いっぱいあるし。。。
もともとブリーチとかのすげえ痛むカラー用の処理剤だから考えたら当たり前でした(笑)
そこでトリートメントに使ってみることに、
ジマレイン酸の効果は薬剤処理でのタンパク質の流出抑制。
今までもタンパク質抑制系の処理剤はあったけどテストの感じでは抑制効果が段違い。
ミルスタイルはどちらかというと皮膜系なので効果の方向性が違うんです。
ジマレイン酸は内部補強、ミルスタイルは質感向上と皮膜効果。
上記の酸系トリートメント商品でも両方が含まれてる商品があるのも納得でした。
そう思って使うと縮毛矯正との相性もいいので手放せなくなってしまいました。
そんなこんなありましてジマレイン酸が有効なことがわかったので
ジマレイン酸の工程をトリートメントに追加しました。
より良いアンビーオリジナルトリートメントを提供できたらと思います。
そういえば前回臭いってかいたグリオキシル酸でしたが臭くないタイプ取り寄せて実験したら
濃度と使い方によっては臭くならないです(笑)
そんなわけでグリオキシル酸も現在必死で検証中なのでそのうちメニューになるかも?です。
お楽しみにw
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