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envieの店長、松宮のブログです。縮毛矯正やデジタルパーマが得意な美容師として、薬剤のことや美容の難しい理論をできるだけ簡単に書いてます。プライベートやくだらないことも書いてます。。。


by envie02

アルカリについて

今日はちょっと小難しい話です(汗)

カラー、パーマ、縮毛矯正には「アルカリ」が多く使われます。

しかしこの「アルカリ」がダメージを引き起こす物として
よろしく無いイメージを持つようになってきました。

この認識は半分合ってる様な感じです(笑)

そもそも「アルカリ」がなぜ薬剤に含まれているのか考えてみます。
<<<<< アルカリの作用  >>>>>

髪にはキューティクルが存在して、薬剤やその他の不純物が髪の内部に
浸入しないよう守っています。

薬剤が浸透しなければ、パーマはかからない、カラーの色が出ない持たない。クセが伸びないなど
どうしょもない事になります。

考えてみれば、髪に薬剤が作用しなければ変化が起こらないのは当たり前ですよね?(笑)

髪のキューティクルを押し広げて薬剤を効率良く浸透させるのが「アルカリ」の主な作用です。

そう考えると「アルカリ」はとても重要な役割を持っているんです。

ではなぜ「アルカリ」がダメージを引き起こすのでしょう?
<<<< アルカリの弊害  >>>>

先ほども書いた通り「アルカリ」はキューティクルを押し広げ薬剤の浸透を助けます。
その薬剤の通り道を通して「髪の内部物質の流失」が起こる事が「アルカリ」が
ダメージの原因と捉えられるんだと思います。


ここまででアルカリには良い点と悪い点がある事はわかって頂けたでしょうか?


では傷まないようする為に「アルカリ」と上手く付き合うにはどうしたらいいでしょう?
<<<<  アルカリの適時使用のススメ  >>>>

これは技術によって説明がすこし変わるので、今回はenvieが得意な縮毛矯正を
例にとって説明します。

「アルカリ」が薬剤の浸透に必要なのは書きましたが、
「アルカリ」がなくとも薬剤が浸透する場合が有ります。

それは
ハイダメージ毛などでキューティクルの剥離が著しい場合。
髪質が細くもともとキューティクルが薄く、薬剤が浸透しやすい髪。
以前に矯正をかけている髪。

この場合は程度や個人差によりますがアルカリを使用しない事が多いです。

それ以外では使用する事が多いのですが、envieでは薬剤に含まれる「アルカリ量」を把握していますので、通常の薬剤よりもアルカリを減らして対処するなどの工夫をしています。
これは薬剤の種類が豊富なenvieならでは方法としてこだわっている点の一つでもあります。

よくアルカリを使わないですって店聞くんですけど?
<<<< アルカリを使わない方法 >>>>

アルカリを使わない施術をうたうサロンが増えて来ています。
きちんと薬剤を理解した上で出来る技術をノンアルカリで行うのにはenvieも賛成です。
しかし、なんでもかんでも「ノンアルカリ」にすれば良いてもんでも無いんです。

縮毛矯正の場合、薬剤のパワーは大まかにいうと「アルカリ」と「還元剤」の量で決まります。
この量の上限は薬事法によって決められているので通常変える事は出来ません。

ノンアルカリの薬剤の場合パワーを「還元剤」に求めるしかないので、
濃度を出来るだけ上げます。

そうしないとクセが全く伸びませんので。。。。

そのノンアルカリの薬剤をもともとアルカリの必要の無い髪に使ったら
どうなるでしょう。。。

「還元剤」が過剰に髪に反応いて傷んだ。。。なんてこともトラブルとしてあります。

傷みが「無い」とうたわれる中性もしくは弱酸性の
「スピエラ」「ラクトンチオール」「システアミン」「チオグリセリン」などの新還元剤も

傷みはあります。

ただ従来品より髪質によってはダメージをすくなくする事が出来ます。
こういった新還元剤も万能ではないので髪質によっての相性が従来の還元剤より
有るように感じています。

要は何事もバランスなんです。
髪に対する正しい知識を持って、薬剤のポテンシャルを適材適所で使う事が
最もダメージを抑えて良い仕上がりを生み出すのです。

<<<<< おまけ >>>>>
たまに電話やメールで
「アルカリを使わないでやってもらえますか?」といった問い合わせがあります。

アルカリを使わないで施術する事自体は簡単です。

しかし髪質や希望の仕上がりによってはアルカリを少し使った方が
良い場合もあります。

それは来店されて髪を見てカウンセリングしてみないとお答え出来ません。

ご来店されてきちんと現状や髪や仕上がりについての説明をした上で
ノンアルカリの施術を望まれるのであれば喜んでします。

ただ
お客様が望まれてノンアルカリ施術をしたから
「この程度の仕上がりしか出来ませんでした」といった
中途半端な施術はenvieではしたくないのです。

髪のダメージについて一緒に考えて行ければと
envieでは考えています。
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美容室envie新高円寺公式ホームページ
by envie02 | 2010-09-06 13:47 | 美容の事