人気ブログランキング |

envieの店長、松宮のブログです。縮毛矯正やデジタルパーマが得意な美容師として、薬剤のことや美容の難しい理論をできるだけ簡単に書いてます。プライベートやくだらないことも書いてます。。。


by envie02

カラーの色持ちを良くする2<サロン編>

カラーの色持ちを良くする2<サロン編>

まずはサロンのカラーの薬剤の特徴から説明します。

まずはサロン用の薬剤とホームカラーの薬剤は
メーカーが同じであればほとんど同じ工場で作られています。
使ってる材料そのものもさほど変わりません。

では何が違うのか。

一言で言えばバランスです。
カラーは大まかに
色素1(色が出にくいけど持ちがいい)、色素2(色がすぐ出て奇麗だけど持ちが悪い)、
アルカリ剤(染まりを良くするがダメージを受けやすい)、
その他(トリートメントなど)で構成されています。

市販品は色素2とアルカリ剤が多く
サロン用は用途によってバランスを変えています。
例えば
時間がかかってもしっかり染めたい<白髪染め>は色素1が多くアルカリもそこそこ。
キレイな色が欲しい<ファッションカラー>は色素1と色素2をバランス良くして、アルカリもそこそこ。
カラーをしていて明るくなった髪に色を入れたい<毛先用カラー>は色素1と2をバランス良くいれて、アルカリをほとんど使わず、その他を多めに配合しています。

市販品はどのラインでも染まりを良くするアルカリなどが多く配合されているのが特徴です。

サロンでよく「カラー前」にトリートメントを付けるサロンが有るのですが
あれは実はそんなに有効ではありません。

でもうちでもやります(笑)

全く効果無しでもないし、ある一定条件では必要なので
もう習慣としてやっています。

何が言いたいかというと
カラー前にシュってやって別料金とか
それでトリートメントカラーですよとか
そういうのはイマイチですよと。。。。

カラーというのは髪をアルカリで押し広げて
薬剤が髪内部に浸入して髪の内部で
薬剤がくっ付いて大きくなって発色しているので

カラー後のサロンでのカラーを流すシャンプーと
その行程が一番髪の内部から栄養が流れ出やすいんです。

だからここをしっかりやる事が
カラーの色持ちやダメージ軽減につながるんです。

普通はバッファーと言うphを調整する薬剤付けて
カラー用のシャンプーしてというのが主流です。

安いサロンではバッファーもカラー用のシャンプーも使いませんので
家でやるのとカラー剤しか違わないという。。。。

アンビーではバッファー剤を2種類使います。

バッファー剤には大きく分けて
phを調整する(酸性剤タイプ)主成分クエン酸、リン酸など
カラーの残留薬剤の効力を無くす(抑制タイプ)主成分ヘマチンなど
カラーの残留薬剤を分解除去する(酵素タイプ)主成分カタラーゼなど
3種類あるのですが。

アンビーでは酸性剤タイプと抑制タイプを併用しています。

これにカラー用のシャンプーと脂質の補給剤と
アルカリで広がった髪を引き締める植物由来の収斂剤
失ったキューティクルの代わりとなる疑似キューティクルが
普通のカラーの料金で含まれています。

でも現状ダメージのある方は
これでも足りないのでカラー後にトリートメントをお薦めしています。

これだけやるサロンはかなり少ないと思います。

メーカーは2種類も使わなくって良いよって言います。

でも毛束とビーカーでの実験ではわからないのが美容のお仕事。
アンビーでの実験の結果でも1種より2種併用の方が
色持ちが違うんですよ。

というわけでサロン編でした。

<つづく>

高円寺の美容室envie
by envie02 | 2010-04-15 14:57 | カラー