envieの店長、松宮のブログです。縮毛矯正やデジタルパーマが得意な美容師として、薬剤のことや美容の難しい理論をできるだけ簡単に書いてます。プライベートやくだらないことも書いてます。。。


by envie02

介護と認知症と美容師が出来ること 高円寺|美容室envie

いつまでも自分の親は元気だと思っていた。

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自分がサロンを立ち上げた年に元気でアクティブだった父が急逝した。
あれからもう10年経ちます。

父は本当に朝起きたら息をしていなかったようなので
介護や認知というものに多少の関心はあっても身近なものではなく
日々の仕事に追われて毎日が過ぎていく。
サロンも立ち上げたばかりだったので残された母は気がかりだが
自分のこともしっかりしないといけない時期で
とにかく必死だった事を思い出します。

数年経ってサロンも軌道に乗り、気を落としていた母も
仕事を再開し、趣味を楽しむ余裕が出てきていました。

そして去年母にガンが見つかる。

手術は無事に成功して
今すぐにどうこうなる感じではなくなったけど、
人工肛門になり慣れない痛みが取れず、切除したリンパの関係でむくみで足が動かし
にくくなった事などで出かける気分は出にくくなったようですっかり家から出歩かないようになった。
手術後も数回の抗がん剤治療に入退院する事になったので
僕も以前よりは実家に顔を出すようになって
改めてみる母はすっかり老けたと感じるようになった。

一人で出来ない事も増えて一日をベットで過ごす事も多くなったんで
思い切って介護の認定を受けた。
けっこう具合の悪いときに認定を受けたので要介護3と認定された。

こうした経緯の中で自分でも介護や認知症について考えるようになりました。

とりわけ美容師として出来る事を考えるようになったのですが
未経験の分野なので知識が少ないので調べたり
実際に介護されておるお客様の経験や話を伺ったりして自分なりに考えるようになりました。

美容で一番に思いつくのは出張美容など既存のサービスですが
これは通常のサロン営業とは違うスキルやノウハウが必要なんです。
現状介護が必要な方に対するケアももちろん大事だと思うのですが
自分がこれから介護が必要になるであろう立場に立って考える事は
「予防」です。

まだうちの母は認知が進んでいないはずなのですが
自分の母で感じた事と調べた情報で合致した事は

1 外に対する興味が薄くなる
2 自分に対する興味も薄くなる
3 能動的に動かなくなる
4 会話が少なくなる

ほかにもいろんな要因はあるかと思いますが
これらが精神的な老化や認知になるきっかけになっているような気がします。

うちの母も術後の痛みから起き上がるのがおっくうになり外に一人で出る事がほとんど無くなった時期があります。
髪も「どうせ抗がん剤で抜けるから」といって自分で坊主にして白髪のままにしたりしてました。
周りにも老けたと言われるのが嫌でよけい家から出たくないと言い出してました。

そこで以前はあまりやらなかったのですが実家に帰ったときには髪を切ってあげて、染めてあげるようにしました。
そうなると「外に出ても褒められたり、白髪よりずっといい」と言ってもらえるので
本人も悪い気はしないみたいで、「治療で髪が抜けちゃうまではちゃんとしようかしら」と言うようになりました。

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こうやって見た目を少し変えて人は前向きになったり、喜んだりしてくれる。
これも美容師の出来る予防の一つ

他にも
1 社会との関わり
2 人と会話する
3 自分に興味を持つ
4 リラックスする

などが効果的なようです。

それなら美容室でも出来ることあるんじゃないかと思うんです。

医学とか臨床とかは良くわからないけど

少しでも奇麗にしてあげて、他人に褒められたり。
少しでも話を聞いてあげたり。
少しでも美容室が楽しいなって思ってくれたり。
シャンプーやスパでリラックスしてもらったり。

うん

美容師でも出来る事いっぱいあるんじゃん!!


ひとつひとつは小さいことかも知れないけど、小さい事って凄く大事だと思う。


みんなが元気で楽しく生活できたら良いなと心から思います。
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by envie02 | 2016-02-27 19:25 | 美容の事 | Comments(0)